図書館報

ひだり

あらすじ

 2010年3月11日。ビートルズのコピーバンド「ファブ・フォー」は、日本のビートルズバンドの聖地である六本木リボルバーと専属契約を結び、 「本物のビートルズよりも上のテクニック」をステージで披露する日々を送っていたが、メンバーの一人レイは脱退を告げた。 レイを交えた4人でのラストステージ終了後、マコトは六本木駅のホームでレイを引き止めようとするが、考えを変えないレイに激昂したマコトは、 電車が入りつつあるホームでレイを突き飛ばし、腕を掴んだことでレイ、ショウ、マコトは三人とも落ちてゆく。 反対側のホームにいたコンタが異常に気づき、目を見開いた。 次にショウとマコトが目を覚ました時は、1961年3月11日へとタイムスリップしていた。ビートルズがレコードデビューする前の無名の時期である。 レイとコンタの姿は見えなかった。マコトは彼ら(ビートルズ)に先んじて、彼らの曲を自分達の曲として発表すれば、 彼らがその曲を発表できなくなる代わりに、2010年には存在しない新曲を作らせることができ、 彼らの新曲と自分たちのオリジナル曲を世界のヒットチャートで競わせたいと考え、ショウを説得して行動を起こす。 現代とは商慣習からして違う、1961年の音楽業界の中で右往左往しながらも、2人は「ファブ・フォー」として『抱きしめたい』でレコードデビューを果たし、 レコード会社が幅を利かせて市場やアーティストを束縛するのが当たり前の業界に一石を投じた。 「ファブ・フォー」の曲は遠くイギリスのラジオでも流されるようになる。 だが、ビートルズは触発されて新曲を作るどころか、あまりの衝撃に自信をなくし活動を停止してしまう。 愛し、憧れたビートルズを自らの手で追い込んでしまった「ファブ・フォー」は…。

ウィキペディアより

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